ポジティブな言葉を使う意味
コンビニのお手洗いで
『きれいに使っていただきありがとうございます』
と張っているのを見かけます。
昔は『汚さないでください』だったのに。
これは私たちの脳は『~ない』を認識できないからなんです。
『汚さない』の
”ない”を認識できないんです。
『汚さないでください』の張り紙を見て
私たちの脳は『汚す』とインプットします。
私たちは『トイレ』『汚す』とインプットしてしまうんです。
本当ですよ。
では、
今から実験をしますね。
ある果物の名称を書きますが
その果物を想像しないでくださいね。
絶対に想像しないでくださいね。
想像してはダメですよ。
真っ赤なリンゴ
想像してはダメですよ。
真っ赤なリンゴ
どうですか?
あなたは想像してはいけないと自分に言い聞かせても
リンゴを頭の中で探しませんでしたか?
あなたは『真っ赤なリンゴ』『想像』と
脳に検索をかけてしまったのです。
私たちの脳はGoogleの検索窓のようなものなのです。
脳の検索窓に『~ない』を入力することが出来ません。
ではもうひとつ
想像しないでください。
想像しちゃだめですよ。
飛行機
想像しちゃだめですよ
飛行機
飛行機を想像しないでくださいね。
どうですか?
あなたは今、飛行機を頭の中で探したり
『飛行機ってどんな形だっけ?』
と考えませんでしたか?
あなたは『飛行機』『想像』と脳に検索をかけてしまったんです。
これでわかりましたか?
脳の検索窓に『~ない』や『『~はダメ』は入力できないことを。
私たちの脳はポンコツなんです。
Googlの方が賢いんですよ。
先ほどのトイレの張り紙ですが
『きれいに使っていただきありがとうございます』は
脳に『トイレ』『きれい』とインプットされるんです。
一方『汚さないでください』の張り紙は
『トイレ』『汚す』と私たちは脳にインプットしてしまうんです。
なのでトイレに『きれいに使っていただいてありがとうございます』と
張り紙を張ったほうが、私たちはきれいにトイレを使うんです。
私たちは脳にインプットすることを無意識にしています。
毎日、膨大な量の情報を無意識にインプットしているはずです。
そして脳にインプットしたことを無意識でやってしまうんです。
すべて無意識です。
恐ろしや~。
例えばお母さんが子供に
『おもちゃを散らかすんじゃない』と言っても子供はなかなか言うことを聞いてくれず
いつも散らかしてしまう。
これは散らかす子供が悪いのではなく
お母さんの思いが子供にうまく伝わっていないのです。
子供に『おもちゃ』『散らかす』とインプットさせてしまっているんです。
この場合は
『片づける』や『きれいに使う』、『元の場所に戻す』などと言ったほうが
お母さんの思いが子供の脳に正しくインプットされることになります。
仕事でも同じです。
『ミスしないように』と指示を出すのではなく
『正しく』や『確認する』などの言葉に置き換えるんです。
『クレーム』ではなく
『喜ばれる』『褒められる』に置き換えるんです。
『汚さない』『散らかす』『ミス』『クレーム』などネガティブな言葉ではなく
『きれい』『片づける』『正しく』『喜ばれる』とポジティブな言葉を
意識して使うことが大切です。
ポジティブな言葉を意識的に使うようにすると
ポジティブな結果が返ってきやすくなります。
私たちはこのように無意識で行っていることがたくさんあります。
無意識こわすぎ!
無意識の別の機会に改めて書きますね。
最近わたしは『すいません』を『ありがとうございます』に意識的に変えるようにしています。
皆さんはどんな言葉を置き換えますか?
コメント欄に書いてくださいね。